歯ぐきが見えるだけで治療が必要とは限らない
笑顔には個人差があり、歯ぐきが見えること自体が病気を意味するわけではありません。上の歯が見えにくい、下の歯が見えるといった状態も、見た目だけで異常とは判断できません。写真の一場面に加えて、安静時、会話中、自然に笑ったときの唇と歯の関係を診察します。本人が変えたいと感じている点と、機能上の問題があるかを分けて確認します。
歯の位置が原因なら矯正を検討する
歯の高さや位置が関係している場合は、歯を骨の方向へ移動する「圧下」などを検討します。矯正用アンカースクリューを支えに使う場合もありますが、動かせる量には限界があります。歯の根や歯ぐきへの影響、噛み合わせの変化も確認が必要です。唇の動きや顎の骨格が主な要因であれば、歯を動かすだけでは希望する変化を得られないことがあります。
歯ぐきの処置や顎の手術との違い
歯が歯ぐきに覆われて短く見えている場合などには、歯冠長延長術という歯周外科の処置が選択肢になることがあります。歯ぐきや必要に応じて骨の形を調整する処置で、歯の位置を動かす矯正とは異なります。骨格の問題が大きい場合は顎の手術を検討することもあります。処置する範囲、腫れや知覚過敏などのリスク、回復期間、治療後の管理について説明を受けましょう。
希望する変化と負担の両方を比較する
歯ぐきを見えなくすることだけを優先すると、歯の長さや噛み合わせとのバランスが合わなくなる場合があります。一律の笑顔の基準に合わせる必要はなく、治療をせずに経過を見ることも選択肢です。治療を希望する場合は、期待できる変化と変えにくい点、必要な負担を確認してください。保険適用や費用は原因と治療内容によって異なり、ガミースマイルという名称だけでは決まりません。
日本歯科豊平での受診・通院について
歯並びや噛み合わせが気になる方へ、マウスピース矯正の相談を行っています。気になる位置だけでなく、食べにくさや過去の矯正治療についてもお聞かせください。
治療が可能か、どのような装置が適しているかは診察・検査後にご説明します。仕事や学校と両立するために、定期的な受診、毎日の装置の使用、治療後の保定まで含めて通院計画を確認しましょう。
矯正の相談では、気になる歯並びと噛み合わせ、過去の矯正治療についてお知らせください。装置の適応、費用、期間、定期的な通院と保定について、検査結果を踏まえてご説明します。
よくあるご質問
マウスピース矯正だけでガミースマイルは治りますか?
歯の位置が関わる場合には矯正で改善を目指せることがありますが、歯ぐき、唇、顎の骨格が主な原因の場合には別の検討が必要です。マウスピースという一つの装置ですべての原因に対応できるわけではありません。
笑うと下の歯が見えるのは異常ですか?
下の歯が見えることだけでは異常とはいえません。唇の長さや動き、歯の位置、顎の関係、年齢などで見え方が変わります。受け口や開咬があるかも写真の印象だけでは判断できません。噛みにくさや発音の変化、以前との違いがあれば、診察時に伝えてください。
参考情報

日本歯科グループ代表
早川 好昭