人工歯根・連結部品・被せ物では材料が異なります
インプラント体と呼ばれる人工歯根には、チタンやチタン合金などが使われます。その上に連結部品であるアバットメントと人工歯を取り付ける構造が一般的です。被せ物にセラミックやジルコニアを使っていても、人工歯根や連結部品には金属を使う場合があります。一体型か部品を組み合わせる構造か、ねじとセメントのどちらで固定するかによっても手入れや修理の方法が変わるため、材料名だけで判断せず、全体の構成を確認してください。
メーカー名に加えて、使う製品と選ぶ理由を確認します
同じメーカーにも、形や連結部の異なる複数の製品があります。ストローマンなどのブランド名だけで比較せず、提案された製品が骨の状態や人工歯の設計に適している理由を聞きましょう。治療後の記録を受け取れるか、将来の修理に必要な部品をどう手配するかも確認しておくと安心です。知名度や市場でのシェアが個人の治療結果を保証するわけではなく、医院で実際に使用できる製品もそれぞれ異なります。
金属による皮膚炎などの経験は、治療前に伝えます
アクセサリーでかぶれた経験や、以前の歯科治療後に皮膚炎が出たことがある方は、診断名、原因とされた金属、過去の検査結果を歯科医師に伝えてください。人工歯根だけでなく、連結部品や被せ物に含まれる材料も確認します。症状や病歴によっては皮膚科などとの連携を検討しますが、検査ですべての反応を予測できるわけではありません。チタンであっても、アレルギーの可能性を一律に否定することはできません。
治療後の違和感や発疹は、原因を調べて対応します
口の中の違和感や皮膚の発疹が出ても、材料のアレルギーが原因とは限りません。炎症、人工歯が触れる刺激、薬の影響、ほかの病気なども含めて診察します。症状が出た時期や場所、使い始めた薬を記録して相談し、自己判断でインプラントの撤去を急がないようにしてください。使用した製品と材料が分かる資料は、別の医療機関で相談する際にも役立ちます。
CERECは人工歯などの設計・製作に使うシステムです
CERECは、口の中を読み取ったデータを使い、修復物の設計・製作などを行うデジタルシステムです。人工歯を作る工程に活用できますが、骨とインプラントが結合するまでの治癒期間が不要になるわけではありません。どの工程に使うのか、予定する製品や材料に対応するか、人工歯の完成までにどの程度かかるかを確認しましょう。機器の名称だけで、誤差がなくなる、必ず一日で治療が完了するとは判断できません。
札幌市豊平区・南平岸で受診をご希望の方へ
日本歯科豊平は、地下鉄南北線の南平岸駅から徒歩1分、札幌市豊平区平岸4条14丁目の歯科医院です。専用駐車場は3台です。お車をご利用の方は、駐車方法や満車時の対応を事前にお問い合わせください。
インプラントの相談では、歯を失った時期や現在の入れ歯・ブリッジの使用状況、服用中のお薬を確認します。手術が適しているか、ほかの治療方法があるかも含めて検討します。
よくあるご質問
ジルコニアの被せ物を選べば、金属は使われませんか?
被せ物にジルコニアを使っても、人工歯根や連結部品が金属製の場合があります。金属を避けたい理由を伝えたうえで、治療に使うすべての部品と材料を確認してください。
参考情報
- https://www.shika-implant.org/min-implant/faq/
- https://www.fda.gov/medical-devices/dental-devices/dental-implants-what-you-should-know
- https://www.jda.or.jp/park/lose/index19.html
- https://www.dentsplysirona.com/ja-jp/discover/discover-by-procedure/implant-dentistry-with-cerec.html
- https://www.kdu.ac.jp/hospital/department/dental/dental_care/dental_care_005_02.html

日本歯科グループ代表
早川 好昭